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変形性関節症とは?

変形性関節症は、関節の軟骨がすり減り、骨同士が直接ぶつかることで痛みや変形が生じる疾患です。膝関節に発症することが多いですが、股関節、手指、足首など様々な関節に起こります。
初期は動き始めに痛む程度ですが、進行すると安静時にも痛みが出て、関節の動きが制限されます。特に膝の変形性関節症では、O脚が進行して歩行が困難になることもあります。進行した変形性関節症の治療には手術が必要ですが、早期に発見して進行を抑えることで、手術を回避できる可能性があります。
変形性関節症の主な原因
加齢
軟骨は年齢とともに弾力性を失い、すり減りやすくなります。長年にわたる関節への負担が蓄積し、変形性関節症を引き起こします。
肥満
体重が重いほど膝や股関節にかかる負担が増えます。一般的に、体重が1kg増えると膝には約3~5kgの負荷が余分にかかると言われています。
過去の外傷
骨折、靭帯損傷、半月板損傷などの外傷を経験した関節は、将来的に変形性関節症を発症しやすくなります。
職業やスポーツ
長時間の立ち仕事、重い物を持つ作業、膝を酷使するスポーツなどは、関節への負担を増やします。
変形性関節症の症状
変形性関節症の主な症状は、動き始めの痛みやこわばりです。例えば膝の関節症の場合、歩き始めや立ち上がる時に痛みを感じ、動いているうちに楽になります。進行すると、階段の上り下りの際に痛む、正座ができない、長く歩けないといった症状が現れます。
変形性関節症は軟骨や骨の損傷を引き起こすことがあり、この際にこれらの破片が剥がれ落ちて関節内に残ることがあります(関節内遊離体、関節ネズミ)。これが起こると炎症によって強い痛みが生じ、関節の可動域もさらに制限されるようになります。
受診の目安
以下のような症状がある場合は、早めに受診してください。
- 動き始めに関節が痛む、こわばる
- 階段の上り下りで膝が痛い
- 正座が難しくなってきた
- 関節が腫れている、熱を持っている
など
垂水区のやまがみ整形外科では、変形性関節症の進行度を的確に診断し、患者様に合った治療を提案します。「歳だから仕方ない」と放置すると、関節の変形が進んで治療の選択肢が狭まります。関節の動きに違和感がある際は、早めにご相談ください。
変形性関節症の検査・診断
問診で痛みの場所や日常生活への影響を確認し、視診・触診で関節の腫れや変形をチェックします。その後、レントゲン検査で関節の隙間の狭さや骨棘の有無を確認し、進行度を判定します。より詳しく軟骨の状態を調べる必要がある場合は、MRI検査も実施します。
※MRI検査など、当院で実施していない検査が必要な場合は適切な医療機関をご紹介します
変形性関節症の治療
保存療法
軽度で生活への影響がない程度の変形性関節症であれば、消炎鎮痛剤の内服や湿布で痛みを抑え、関節内へのヒアルロン酸注射で軟骨の保護と潤滑を助けます。膝の場合はサポーターや装具で関節を安定させ、負担を軽減します。体重管理も重要な治療の一つです。
リハビリテーション
変形性関節症のリハビリは、症状の軽減と進行予防の両方を目的としています。関節周囲の筋肉を鍛えることで関節への負担を減らし、痛みを軽減します。膝であれば太ももの筋肉、股関節であればお尻の筋肉の強化が特に重要です。
また、関節の可動域を維持するためのストレッチや、日常生活での動作指導も行います。適度に動かしながら関節を守る、そのバランスを理学療法士と一緒に見つけていきましょう。
手術
保存療法で効果が得られない場合や、関節の変形が高度な場合は手術を検討します。
内視鏡(関節鏡)を用いて関節内を洗浄したり、小骨片を取り除いたりする関節鏡視下手術は、比較的軽度の段階で行われます。O脚を矯正して膝への負担を分散させる高位脛骨骨切り術は、比較的若い活動的な患者様に適応されることがあります。
関節の変形が進行して軟骨が完全にすり減っている場合は、人工関節置換術が有効です。傷んだ関節を金属やポリエチレンでできた人工関節に置き換えることで、痛みを取り除き、歩行機能を回復させます。
当院では症状と進行度、患者様の年齢や生活スタイルを考慮し、手術が必要な場合は信頼できる専門医へとご紹介いたします。
