- ホーム
- 捻挫
捻挫について

捻挫は、関節に無理な力が加わり、靭帯(骨と骨をつなぐ組織)が損傷した状態です。靭帯が伸びる程度のもの(軽度)から、部分的に切れる(中等度)、完全な断裂(重度)まで、損傷の程度は様々です。
「ただひねっただけ」と軽視されがちですが、適切な治療を受けないと靭帯が緩んだまま治癒し、関節が不安定になることもあります。捻挫が「くせ」なって頻繁に繰り返すようになるほか、将来的に関節の変形につながることもあるため、早期の受診と適切な固定が重要です。
捻挫の主な原因
スポーツによる捻挫
バスケットボールやサッカー、バレーボールなど、ジャンプや急な方向転換を伴うスポーツで多く発生します。着地時に足首をひねる、接触プレーで関節に負荷がかかるといったケースが典型的です。
日常生活での捻挫
階段の踏み外し、段差でのつまずき、歩行中に足をひねるなど、日常生活でも頻繁に捻挫は起こります。ヒールなどのかかとの高い靴や滑りやすい路面も原因になります。
加齢による捻挫
年齢とともに筋力やバランス感覚が低下すると、ちょっとした動作でも関節に無理な力がかかりやすくなります。高齢者の捻挫は、転倒と合わせてよく見られるケガの一つです。
捻挫の症状
捻挫の代表的な症状は、痛み、腫れ、内出血、関節の不安定感です。損傷の程度によっては、関節を動かせなくなったり、体重をかけられなくなったりすることもあります。
受診の目安
以下のような症状がある場合は、早めに受診してください。
- 痛みや腫れがひかない
- 関節がぐらぐらする感じがある
- 体重をかけると痛みが強い
- 内出血が広範囲に広がっている
など
垂水区のやまがみ整形外科では、捻挫の程度を正確に診断し、適切な治療につなげます。捻挫と骨折は症状が似ていることもあり、外見からの判断が難しいので自己判断は危険です。「たかが捻挫」と放置せず、早めにご相談ください。
捻挫の検査・診断
捻挫の診断では、まずはレントゲン検査で骨折の有無を確認します。靭帯の損傷程度を詳しく調べる必要がある場合は、超音波検査やMRI検査を行うこともあります。関節の不安定性をチェックする徒手検査も重要な診断材料です。
※MRI検査など、当院で実施していない検査が必要な場合は適切な医療機関をご紹介します
捻挫の治療
保存療法
軽度から中等度の捻挫では、RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を基本に、テーピングや装具で関節を固定します。固定期間は損傷の程度によって異なりますが、靭帯の修復には一定の安静が必要です。その間に無理をすると症状が悪化するだけでなく、治癒までの期間も長引きますので、なるべく受傷部位に負荷をかけないようにしてください。
リハビリテーション
固定期間の終了後は、関節の可動域回復と筋力強化のリハビリを行います。特に足首の捻挫では、バランス訓練を取り入れることで再発予防につなげます。理学療法士が患者様お一人おひとりの状態に合わせたプログラムを提供します。
手術
靭帯が完全に断裂している場合や、保存療法で改善しない場合は手術が必要になることがあります。
代表的な手術方法として、断裂した靭帯を縫合する靭帯縫合術や、損傷が重度で縫合できない場合に他の腱を用いて靭帯を作り直す靭帯再建術があります。足首の捻挫で多い外側靭帯損傷では、内視鏡(関節鏡)を用いた低侵襲な手術が行われることもあります。
当院では手術の要否を的確に判断し、必要な場合は信頼できる専門医へご紹介します。
